5月の合否判定テストの結果が出てから、たくさんの教育相談をさせていただきました。
ありがとうございます。
今月はあと3件ご予約を頂いていますので、引き続き本音100%で対応させていただきます。全て本音でありのままをお伝えさせていただきますので、もちろん厳しい話もたくさん出てきました。ショックを受けられた方もいたように思います。しかしながら、多くの保護者の方に、
「ホントのことが聞けて良かった。」「これでスッキリしました。○○の受講を決断することができました。」「塾の説明会などで聞いた内容と全く反対だった。塾は一般向け、合格番長は個々の対応であると感じた。」
などと言っていただくことができました。
微力ながらご協力できて幸いです。
今回の教育相談は、合否の後ということもあって、今後の進路についてのご相談がとても多かったです。重複しているご相談がたくさんありましたので、皆様にも当てはまることをシェアさせていただきます。
※ 全て僕の個人的な意見です。
合否判定テストの結果をどこまで信じるべきか
基本的に合格番長は『合否判定学力テスト』の結果をあまり信用していません。A判定,B判定,C判定etc しっかり結果が示されていますが、灘中がA判定だからと言って灘が受かるわけではありません。ぶっちゃけ、受かりやすいということでもありません。なぜなら、灘中を受ける生徒にとって『合否判定学力テスト』の問題が簡単すぎるからです。本番の入試問題より簡単な問題が解けたからと言って、灘レベルの問題が解けるわけではありません。
例えるなら、高校野球でホームランをたくさん打てた人が、プロ野球でホームランをたくさん打てるとは限りませんよね。
B判定は微妙です。A判定寄りのB判定なのか、C判定寄りのB判定なのか。これからの勉強具合でA判定にも、C判定にもなります。すごく不安定な位置です。また、C判定以下をもらっている人は絶対的学力が足りていません。超危険状態です。今の時点でかなり手遅れになっているので、早めに手を打たなければ合格なんてもってのほかです。志望校要再検討です。夏休みでどうにかなると思っていたら痛い目にあいますよ。夏休みはみんな頑張りますので、個人の学力が伸びたとしても、順位はそんなに変わりません。
最難関の資格が得ることができない
ナントか7,8月の最難関の資格をゲットしたいと思っていると思いますが、ナントか最難関の資格をゲットしたいレベルでは、たとえ最難関の資格をゲットできたとしても宿題がこなせません。絶対に無理です。ゲットできなければなおさら最難関は無理です。今現在偏差値が55未満で、次こそは最難関の資格をゲットしたいと思っている方はそろそろあきらめる心の準備が必要です。
M灘の資格を得ることができない
最難関の資格はあるけど、ギリギリM灘の資格を得ることができない。この相談を何件かいただきました。これは頑張る価値があるお子様です。「頑張る」と言っても、お子様に「頑張れ頑張れ!宿題宿題!!復習復習!!!」とはっぱをかけていても無理ですよ。このレベルのお子様はM灘レベルに押し上げる必要があります。つまり、だれかが押さなければならないのです。
資格を得るためにどうすればいいのか
上記に厳しい事を書きましたが、それでもまだあきらめることができない。そんな方は具体的に何をすればいいのか?
最難関を目指すお子様もM灘を目指すお子様も、塾のテキストをしっかりやってください。
最難関の資格も、M灘の資格も、テストは公開学力テストです。公開学力テストで結果を出せばいいのです。難しいことをできる必要はありません。
宿題だけやっていればいいのか
「宿題だけやっていればいいのですか?」
ってご質問を頂きますが、良いはずがありません。宿題だけやっていても弱点が全く補えません。忘れるのが早いお子様は、塾のテストで出題される前に復習をしなければなりません。
「宿題で精一杯。他のことをやる時間が取れない。」
と思った方いませんか?
時間は作るものです。できない、作れない理由を作る人に成長ありません。
「can not」の理由ばっかり考える人は勉強に限らず何に関しても無理です。
逆に、どうしたらいいかヒントが欲しい人は合格番長までご相談ください。
イベントの選択について
イベントの選択が大変重要です。イベントに行ってしまうと宿題や復習をする時間が無くなります。
イベントに行くと何か得てくるのではないだろうか。賢くなって帰って来るのではないだろうか。
と思いを巡らすと思いますが、はっきり言います。
イベントに行っても賢くなりません。勉強時間が減るだけです。
「休みの日にわざわざ塾に行って勉強をしている。賢くなっている。」
と保護者が満足しているだけです。
イベントに行くと賢いお子様はしっかり学習して帰ってきますが、ほとんどのお子様は楽しんでいるだけです。
イベントの参加について合格番長がいつも考えるのは、
『得るもの→知識』と『失うもの→お金と時間』のバランスです。
イベントに参加するかどうかよくよく考えてください。
大変多くのお子様がイベントに参加することに満足して、そんなお子様を持つ保護者の多くがイベントに参加させるこで安心していますが、実は時間を失っているだけです。
自分のお子様が、どちらに該当するかしっかり判断してください。
いつから過去問をやればいいのか
余裕でM灘。余裕で最難関のお子様は過去問をやっていいと思います。どんどんやっていきましょう。
逆に、ギリギリVクラス、何とかSクラスのお子様は、過去問なんてまだまだ無理です。目先の宿題に全力を注いでください。
まとめ
誰に相談したら良いか分からず、モヤモヤな毎日を過ごしている方がたくさんいると思いますが、そのモヤモヤがスッキリすることはないと思った方がいいです。お子様の成績と志望校との偏差値の差をみるともっとモヤモヤしてしまいます。
祈るような気持ちで毎日お弁当を作ってお子様の送り迎えをしても成績は変わりません。
お子様の成績は保護者が押し上げるものです。モヤモヤ独りで悩むのではなく、ぜひ合格番長にご相談してください。悩みがスッキリすることはありませんが、一緒にシェアさせていただきます。
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