関西の統一入試まであと2か月。ところで、前受けをどうすればいいのか。

日記
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関西の統一入試まであと2ヶ月です。

今日は、前受けについて僕の思うところを書きます。

前受けの意味について

おそらく、多くの受験生は人生で初めての受験です。中には、幼稚園受験や小学校受験をして『受験』というものを経験済みの方もいると思いますが、そのほとんどは無意識の時に経験済みなわけで、中学受験は全く違った受験と考えていいと思います。なので、多くの受験生は第一志望の前の練習のつもりで前受けをすると思います。合格番長の生徒も今までみんな前受けしてきました。塾に勧められるがままに前受けをする方や、みんなが受けるから我が子も受けるって方がほとんどでしょう。「前受け=練習」という考えで受ける方が多いですが、ところで何の練習ですか?受験の雰囲気に慣れるためですか?入試の雰囲気に慣れるためですか?それとも、合格する練習ですか?それともそれとも、お父さんお母さんの心構えの練習ですか?前受の一番の目的は、第一志望の学校を受ける際に当日の雰囲気に飲み込まれないように一度体験しておこうって意味合いがあります。

前受けは練習になるのか?

僕の結論から言うと、前受けは何の練習にもなりません。なぜなら、前受けは前受けであって、本番ではないからです。そこしか受からなかった時に行く気があるならいいですが、ほとんどの方は行く気なんて全く無いと思います。ましてや、どんな学校か見たことも無い人がほとんどでしょう。さんざんいろんな学校を見たり聞いたり、学園祭に行ったりもして、最終的に行く学校は見た事も無いような学校に行くはずがないと思います。それでは何の為に長い期間受験勉強してきたかわかりません。そんな事にならないように、十分準備をして身の丈にあった学校を受験するべきでしょう。

受けすることのメリットとデメリット

前受けは何の意味も無いと言いましたが、それでは続きませんので、もう少し続けます。

受けることによるメリット

  1. 当日は独特な雰囲気があります。各塾がのぼりを上げてお祭りのような騒ぎになっています。塾の先生も大集合です。初めてのミニ講義もあります。そんな雰囲気に慣れることができます。
  2. 合格した際には、統一入試に向けて最後の追い込みに力を入れることができます。
  3. 同じ問題が出たらラッキーです。また、自分の弱点が見つかって補強することもできます。
  4. 合格のときだけがメリットではありません。不合格の際にも気持ちの持ち方で不合格をメリットに変えることができます。不合格の通知をもらって本番までは一週間ぐらいの期間があります。算数に関していえば、この一週間でさらにもう一段回成長することができます。このタイミングでの一週間は夏の一週間とはわけが違います。おそらく小学校もお休みしていると思うので、毎日6時間算数をしたら一週間で40時間ぐらい算数をすることができるでしょう。これは、普段の一か月分ぐらいに相当します。いや、それ以上です。

受けることによるデメリット

デメリットが発生するのは不合格になった時です。いくら練習と言えども、不合格になったらかなり焦ります。本来は、心構えの練習のつもりで受けただけなのに、結果を要求してしまうのが親心だと思います。そして、結果が出た時点で本番まであと数日。さぁどうしましょう。
去年受け持ちの生徒が、前受けで不合格になってしまいました。本番で強いタイプでないことは分かっていたのですが、落ちるとは思っていなかったので焦りました(;´・ω・)

で、そこで合格番長はこう決断しました!

残り一週間、浜学園の演習教材を1からスーパーダッシュで総復習しました。超つめこみです。。ほぼ毎日通わせていただきました。一日何時間やってでしょう???何時間一緒に算数したかも忘れました。忘れたというか、カレンダーを数えたら分かるのですが、あまりに壮絶だったので数えたくないというのが本音です。デメリットをバネに超頑張りました。僕が頑張ったというより、生徒がよく頑張った。そして、お父さんとお母さんがよく頑張ってくれました。もちろん第一志望に合格!!最後まで信用してついてきてくれたことに感謝感謝(‘ω’)ノ

このように、たとえ不合格になってもそれをバネに頑張れるならデメリットは全くありません。
なんだかんだで、受かっても落ちても子供たちは練習のつもりでしかないのでまったく心に響いていないのが現実です。

で、結局どうすればいいの?

みんなが受けるやつを受けないのは不安でしょ?本人は何ともないでしょうが、お母さんが不安でしょ?

「みんな受けるのに、わが子は受けなくていいのかなぁ?」って、、、

なので、みんなと同じように受けましょう。そして、必ず合格しましょう。

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